よし、この連休のうちにウォルト・ディズニー(DIS)の決算分析の記事を書くぞ~(=゚ω゚=)
含み損に転落したので、書き殴ります。
— ヨーシル / 資産形成ブロガー (@yoshile_blog) August 9, 2019
僕がイチバン愛でている銘柄、ウォルト・ディズニー(DIS)が2019年8月6日に2019年第3Q(4-6月)の決算を発表しました。
そこで株主として、今回の決算がどんなものだったのかを記事にしていこうと思います。
僕は1~2年というスパンではなく、5~10年スパンでウォルト・ディズニーに投資をしているので、保有姿勢はこれまで通り変わらずにいます。
今回お届けする内容はこちら!
- 売上高と1株利益が市場の予想を下回る。
- 買収した21世紀フォックスの売上高が加算されて、映画も順調にヒット。しかし、動画配信事業への先行投資がかさみ、収益を圧迫。
- これを受けて、アナリストの目標株価も引き下げられたことも相まって、株価は下落。
では、いってみましょう!
目次
2019年第3Qの決算概要
売上高:前期比+33%、1株利益:前期比▲28%

(引用元:ウォルト・ディズニー決算資料)
- 売上高は202億4500万ドル(前期比+33%)、1株利益は1.35ドル(前期比▲28%)。
- 市場予想はそれぞれ、売上高214億4700万ドル、1株利益1.72ドルと予想を下回る結果に。
- 第3Qの累計を見ても売上高は伸びているが、1株利益は前期比▲15%と下回る結果に。
売上高については前年よりも成長していますが、市場予想には届かずという結果に着地しました。
決算には2019年3月に買収した21世紀フォックスの業績も上乗せされていますが、圧倒的な地位を築いている「テーマパーク事業」と「映画事業」でもっと稼ぐと思われたものの、そこまで到達することができず、投資家の売りが拡大したようです。
セグメント別で見ていきましょう。
セグメント別の業況

(引用元:ウォルト・ディズニー決算資料)
メディア・ネットワークス事業

(引用元:ウォルト・ディズニー決算資料)
- 売上高67億ドル、前期比+21%
- 営業利益21億ドル、前期比+7%
ウォルト・ディズニーの売上高の33%を占めるメイン事業です。
ケーブルテレビ事業、ブロードキャスト事業ともに、21世紀フォックスの統合による効率化の影響があり、堅調に伸びています。
ライセンス・テーマパーク事業
- 売上高65億ドル、前期比+7%
- 営業利益17億ドル、前期比+4%
『夢の国』事業ですね。
こちらも売上高、営業利益ともに伸びていますが、
- トイストーリーやスターウォーズの商品に対するライセンスフィーが増収。
- パリのディズニーランドで、チケット価格の引き上げによる増収。
この増収効果が、
- 人件費の増加
- 2019年5月にカルフォルニア州のディズニーリゾートでオープンした『スターウォーズ ギャラクシーエッジ』の建設費用
- 来園数の低迷
を上回ったことによって、ライセンス・テーマパーク事業は伸びたようです。
総合では伸びたとはいえ今後もチケット価格を継続して引き上げていくとなると、いくらディズニーといえども来園数の伸び悩みは悩みの種となりそうです。
映画事業
- 売上高38億ドル、前期比+33%
- 営業利益8億ドル、前期比+13%
こちらは映画事業です。ディズニーだけでなく、スターウォーズやマーベルなど超有名コンテンツを抱えており、申し分ないブランドを持っています。
『アベンジャーズ エンドゲーム』『キャプテンマーベル』『アラジン』『トイストーリー4』がヒット作品として映画事業を牽引しています。
この一方で、『X-MEN ダークフェニックス』は大きくは伸びずに業績の足を引っ張る結果となっています。
2019年8月9日に日本で公開された『ライオンキング』もどこまで伸ばせるか気になるところです!
D2C事業
- 売上高38億ドル、前期比+455%
- 営業利益▲5億ドル、前期比▲329%
最後のD2C事業は、ウォルト・ディズニーが今後の成長事業として力を入れているコンテンツ配信サービスです。「Disney+」というサービス名で展開しています。
前期と比較して大きく赤字を拡大させていますが、
- Disney +への先行投資
- ESPN+(アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNの配信サービス)への先行投資
が主な内容でした。
新たな収益の柱をまさに作っているわけなので全く悲観的には感じていません。
むしろ新規事業はお金があるうちにやっておくべきことだと思うので、ジャンジャンお金を回すべきだと思います。
決算発表のインパクト
株価は前日比▲6.8%となるときも

(引用元:ヤフーファイナンス)
決算発表の翌日2019年8月7日は134ドルを割るところからスタートしています。
市場予想を下回ったことで、投資家の失望感が売りへと誘導したのでしょう。
ただ、2019年8月9日終値は138.52ドルと順調に戻しつつあります。
僕の保有状況
さて、このような決算内容を受けて、僕の保有するウォルト・ディズニーがどうなっているのかを最後に晒して、終わりとしましょう。

2019年8月9日時点で▲2.81%と含み損になっています。
まあ、この程度ならまだまだ余裕ですよ。
ご存じの通り、今は円高がかなり進んできているので、日本円での評価額だともう少し損が膨らんだ状態になっています。
最後に
いかがでしたしょうか?
【決算分析】ウォルト・ディズニー2019年第3Q
ほかの保有している銘柄も同じようなことをしようと考えたことがあったのですが、僕よりも投資歴が長く鋭い考察をされている方が多くいらっしゃったので、あえてやっていませんでした。
ただ、ウォルト・ディズニーに関する記事はあまり見なかったことから、今回初めてこのような記事を書いてみました。やっぱり、分析するのは楽しいなと思いますね。笑
ウォルト・ディズニーについては、これからも定期的に発信していこうと思います!
みなさん、今年のお盆は『ライオンキング』で決まりですよ!
おしまい!